2016年4月24日日曜日

恐い<首猫背>の悪影響&ラクラク鼻呼吸で改善 後編

それでは後編です。
<首猫背>が引き起こす悪い影響、具体的にはどんなこと?


<首猫背>による心身への悪影響と問題

<体の外面的な影響>
頭痛
首コリ → 前編の図解 頭をきちんと胴体にのせること 参照
肩コリ(四十肩・五十肩)、背中コリ、腰痛、腕の痛み、腕が上がりにくい、手足の痺れ等


体の内面的な影響>
胃腸が悪くなる、便秘、胃下垂 → 内蔵、消化器官の働きの低下
めまい、耳鳴り、呼吸が浅い、眼精疲労

<脳の影響>
前編グラフ参照  頭の傾きと脳への血流量
偏頭痛、緊張型頭痛、頭がスッキリしない、集中力の低下 
   → 脳の血流が少ない、脳が酸素不足になる。 → 仕事効率の低下
脳梗塞、くも膜下出血の危険性が高くなる → 脳への血流が少なくなるから

<心理的な影響>
不眠症
自律神経失調症を発症しやすい → うつ病などの心理的病気の原因ともなる

<美容的な影響>
顔の皮膚のたるみ → 下を向いている姿勢で垂れやすい
        → 首コリ、肩コリを引き起こし、それらの筋肉緊張が顔の皮膚をひっぱってバランスが崩れる
顔のシミ、ターンオーバーの停滞を引き起こす → 酸素不足から細胞の老朽化、正常な働きの障害


*******************************************************************************************
では、どうしたら<首猫背>じゃなくなるの?どのような姿勢を心がければよいの?
そこで、お勧めしたいこと 鼻呼吸でデスクワークの姿勢をラクラク改善





<理想的なデスクワーク姿勢の目安ポイント>
・上半身が真っすぐピッと立っている

=骨盤が前傾も後傾もしていない、ニュートラルな位置で自然体
・体を真横から見た時に、耳と肩が同じ縦ライン上に並んでいる
・PCを操作する腕は、肘を張りすぎず、自然で楽な高さで作業している
・PC画面を見る目線は、できるだけ正面の位置にある



そんな方にお勧めしたいのが、鼻呼吸です。
息は鼻から吸って鼻から吐く、それだけを意識すればOKなら、簡単に思えませんか?
いや本当なんです、良かったら試してみてください。

<鼻呼吸のアドバンテージ>
(運動中以外で)忙しくスーハースーハー鼻呼吸するのは大変なので、自動的にゆっくりと深めの呼吸になります。
腹式呼吸に近い状態が自然につくられます。

・前のめり、背もたれに寄り掛かった後傾の姿勢では、鼻呼吸はかなり苦しいです。
 自然に上半身が真っすぐピッと立ち、腰の負担と歪みの原因が軽減されます。

・腹式呼吸に近い、横隔膜を使う呼吸となり、自然に胸を開きます。
 内側に丸まった肩は、胸を開くことで解決されます。

・酸素を取り込む量が多くなり、頭痛の原因が改善されます。

・横隔膜を使う呼吸で脂肪燃焼、特にメタボに効果的です。

・鼻呼吸は喉を取り囲むいくつかの免疫器官を刺激し、免疫力もアップします。

元々、鼻は呼吸、口は食事する器官という役割があり、鼻呼吸の方が酸素を有効に体に取り入れる能力が高いのです。
しかし、人間だけは進化の過程で言葉を話す能力を発達させたために、言葉を響かせる、明確に発音する必要性が発生し、鼻と喉がつながりました。犬がハアハアと舌を出しているのは温度調節をするためで、口から呼吸はしていません。馬の口は完全に食事をするだけの器官、口から鳴き声を出すこともできず、鼻からヒヒーンと音を出しています。

鼻呼吸を定着させるには、個人差はあると思いますが2週間くらいだそうです。
鼻呼吸を続けるだけで、デスクワークからくる体のコリがかなり違うと実感できます、お勧めです!

0 件のコメント: