🌸そもそも筋膜とは?
🌸肩コリと関係あるの?
🌸他の筋膜リリースの手段と比較して、注射するメリットはあるの?
等々…というポイントから、面白く読んだいただけたら良いな!という個人的意見を交えつつ、ゆる~くトピックを掘り下げていこうと思います。
続きまして、そもそも知っておきたい情報、始めに疑問が出てくるであろう点について、先ずは簡単に概要を説明させていただきます。
1)筋膜って何? 前回ブログで筋膜の面白い特徴を纏めています!
2)筋膜が硬くなる原因は?
3)肩コリと筋膜って、どう関係してるの?
2)筋膜が硬くなる原因は?
○不動状態が続く、同じ姿勢で長時間過ごしている
○運動不足
○体を冷やしている状態、冷え性
…長時間筋膜に刺激を与えない不動状態は:
✕ コラーゲン繊維の配列を乱し、それが繊細な網の目状を形成することによって生み出されている伸長性を減じ、低品質のコラーゲン繊維へと変性していく。
✕ コラーゲン繊維同士が固まって癒着する、よって更に硬化する。
これはエラスチンの復元性の邪魔もする。
✕ 筋膜に張り巡らされている毛細血管への血流が悪くなり、低酸素状態となる。
これは血の巡りが悪い冷え性によっても引き起こされるが、結果、コラーゲン繊維を増やす働きを誘発し、コラーゲン繊維が高密度化する。
✕ コラーゲン、筋膜の動きをスムーズに保つ役目で筋膜の間に存在するヒアルロン酸は、ともに温度が上がることによって、よりスムーズに動くという特性がある。
体が冷えた状態は、筋膜の構成成分であるコラーゲンとヒアルロン酸を硬くする。
○悪い姿勢が習慣となっている結果、体が大きく歪んでいる
○筋肉疲労の蓄積
…筋肉疲労によって硬くなった筋肉が筋膜を引っ張る、隣接して接合している骨を引っ張る。悪い姿勢によって骨格が歪む。
骨がずれていれば、当然、その骨に隣接している筋膜も引っ張られて緊張する、硬くなる。
その筋膜は、体中に張り巡らされている筋膜の相互連動性により、そのパーツから離れた場所にある別の筋膜に悪影響を与える可能性がある。
○精神的ストレス
…実は精神的なストレスによる影響は、大きな原因の1つと考えられている。
しかしながら、調べたり、権威の先生にうががってみたところ、どのくらいの割合で、どんな影響をあたえているかという臨床データは見当たらないらしい。
う~ん、そこが知りたいところなんですけども、精神的要因は個人や状況による差が大きいので実証は難しいんでしょうね。
○水分や栄養摂取の偏りや不足
加齢によって体内の免役が低下したり、筋膜を構成するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量も変わり、減少する。
だから、それらを補うために食事を考えることも重要!
…コラーゲンは、加齢に伴って赤ちゃんの頃から徐々に減少し、40代では20代の約半分の量になる。
…エラスチンは、20代がピークで100%だとすると、その後急激に減少して40代では20%以下の量となる!(TOT)
…ヒアルロン酸は、40歳位から減少が始まり、40代の40~50歳の間に緩やかに減少して80%くらいに。そして50歳以降は一気に減少していく特徴がある。
ここで、40代っていうのがターニングポイントだと解りますね。
そこで思い出してほしいのが筋膜の役割、前回書いた内容は以下です。
筋膜を構成する体内物質が加齢で減ってくれば、その役割に不調をきたすのは道理です。
これって、四十肩、五十肩の発症に深く関わってると思います。
四十肩、五十肩っていうのは、それくらいの年齢で肩が動かしにくくなったり、痛みを感じる症状の総称です。
原因は、年令を重ねてきた筋肉、骨格、神経等の総合的な疲労による相互的な影響、特に体の一部パーツだけに限定して考えることはできないものなんです。
まさに筋膜って、それらをまとめる働きを担っていると思いませんか?!(^o^)!
・・・・・前回書いた筋膜の役割(一部抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・
●感覚センサー、痛みを認識する
筋膜には感覚器が多いのですが、さらに、全身を巡っている筋膜ネットワークは神経細胞の伝達スピードの数倍もの速さで感覚を脳に伝えるという特徴を持つ組織です。
自由神経終末が密に分布しているため、痛みを感じることが証明されていて、コリの痛みや辛さに大きく影響しています。
痛み・伸ばした感覚・圧感覚・冷感覚・温感覚を感じます。
●繊細でスムーズな動きを可能とする働き
…脳からの司令による筋肉の動きを微調整して、其々の筋肉の動きの連携、繊細な加減を付け加えて、まとめている働きをしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○(例外的に)感染症等の病気のケース
筋膜が硬くなるメカニズムは?
→ コラーゲンとエラスチンから成る網の目状の筋膜の間には、細胞間基質が存在しています。通常は水溶液状で流動性があるため、柔らかさ、しなやかさが保たれています。
ところが、上記のような原因、何らかの理由により、コラーゲンとエラスチンの網の目状の構造が高密度化すると、お互いの線維が自由に動けなくなって硬化する状態になります。
高密度化によって圧迫された細胞間基質は、水溶液上からゲル状=ゼラチン状に変化してしまいます。これが流動性が悪くなり、筋膜が硬くなるメカニズムです。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
エラスチンの復元性も発動されなくなり、筋膜はシワになったり、ネジレたまま固まり、癒着する。
結果、筋膜の機能低下が起こり、役割が果たせなくなってしまう。
全身の形と姿勢を保つ役割の筋膜が機能しなくなれば、姿勢、バランスが悪くなって、無駄に色々な筋肉に力が入ってしまったりして、肩コリや腰痛の原因となります。
そして、筋膜には感覚センサー、痛みを認識するという需要な役割がありますが、それが誤作動して、更に強い痛みを感じます。
これまでの筋膜の役割や特徴を読んでいただいてから、肩コリの関連も解りやすかったのではと思います。
では次回に続きます。
ブログ担当:さな
○体を冷やしている状態、冷え性
…長時間筋膜に刺激を与えない不動状態は:
✕ コラーゲン繊維の配列を乱し、それが繊細な網の目状を形成することによって生み出されている伸長性を減じ、低品質のコラーゲン繊維へと変性していく。
✕ コラーゲン繊維同士が固まって癒着する、よって更に硬化する。
これはエラスチンの復元性の邪魔もする。
✕ 筋膜に張り巡らされている毛細血管への血流が悪くなり、低酸素状態となる。
これは血の巡りが悪い冷え性によっても引き起こされるが、結果、コラーゲン繊維を増やす働きを誘発し、コラーゲン繊維が高密度化する。
✕ コラーゲン、筋膜の動きをスムーズに保つ役目で筋膜の間に存在するヒアルロン酸は、ともに温度が上がることによって、よりスムーズに動くという特性がある。
体が冷えた状態は、筋膜の構成成分であるコラーゲンとヒアルロン酸を硬くする。
○悪い姿勢が習慣となっている結果、体が大きく歪んでいる
○筋肉疲労の蓄積
…筋肉疲労によって硬くなった筋肉が筋膜を引っ張る、隣接して接合している骨を引っ張る。悪い姿勢によって骨格が歪む。
骨がずれていれば、当然、その骨に隣接している筋膜も引っ張られて緊張する、硬くなる。
その筋膜は、体中に張り巡らされている筋膜の相互連動性により、そのパーツから離れた場所にある別の筋膜に悪影響を与える可能性がある。
○精神的ストレス
…実は精神的なストレスによる影響は、大きな原因の1つと考えられている。
しかしながら、調べたり、権威の先生にうががってみたところ、どのくらいの割合で、どんな影響をあたえているかという臨床データは見当たらないらしい。
う~ん、そこが知りたいところなんですけども、精神的要因は個人や状況による差が大きいので実証は難しいんでしょうね。
○水分や栄養摂取の偏りや不足
加齢によって体内の免役が低下したり、筋膜を構成するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量も変わり、減少する。
だから、それらを補うために食事を考えることも重要!
…コラーゲンは、加齢に伴って赤ちゃんの頃から徐々に減少し、40代では20代の約半分の量になる。
…エラスチンは、20代がピークで100%だとすると、その後急激に減少して40代では20%以下の量となる!(TOT)
…ヒアルロン酸は、40歳位から減少が始まり、40代の40~50歳の間に緩やかに減少して80%くらいに。そして50歳以降は一気に減少していく特徴がある。
ここで、40代っていうのがターニングポイントだと解りますね。
そこで思い出してほしいのが筋膜の役割、前回書いた内容は以下です。
筋膜を構成する体内物質が加齢で減ってくれば、その役割に不調をきたすのは道理です。
これって、四十肩、五十肩の発症に深く関わってると思います。
四十肩、五十肩っていうのは、それくらいの年齢で肩が動かしにくくなったり、痛みを感じる症状の総称です。
原因は、年令を重ねてきた筋肉、骨格、神経等の総合的な疲労による相互的な影響、特に体の一部パーツだけに限定して考えることはできないものなんです。
まさに筋膜って、それらをまとめる働きを担っていると思いませんか?!(^o^)!
・・・・・前回書いた筋膜の役割(一部抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・
●感覚センサー、痛みを認識する
筋膜には感覚器が多いのですが、さらに、全身を巡っている筋膜ネットワークは神経細胞の伝達スピードの数倍もの速さで感覚を脳に伝えるという特徴を持つ組織です。
自由神経終末が密に分布しているため、痛みを感じることが証明されていて、コリの痛みや辛さに大きく影響しています。
痛み・伸ばした感覚・圧感覚・冷感覚・温感覚を感じます。
●繊細でスムーズな動きを可能とする働き
…脳からの司令による筋肉の動きを微調整して、其々の筋肉の動きの連携、繊細な加減を付け加えて、まとめている働きをしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○(例外的に)感染症等の病気のケース
筋膜が硬くなるメカニズムは?
→ コラーゲンとエラスチンから成る網の目状の筋膜の間には、細胞間基質が存在しています。通常は水溶液状で流動性があるため、柔らかさ、しなやかさが保たれています。
ところが、上記のような原因、何らかの理由により、コラーゲンとエラスチンの網の目状の構造が高密度化すると、お互いの線維が自由に動けなくなって硬化する状態になります。
高密度化によって圧迫された細胞間基質は、水溶液上からゲル状=ゼラチン状に変化してしまいます。これが流動性が悪くなり、筋膜が硬くなるメカニズムです。
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3)肩コリと筋膜って、どう関係してるの?
上のようなメカニズムで筋膜が硬くなる。エラスチンの復元性も発動されなくなり、筋膜はシワになったり、ネジレたまま固まり、癒着する。
結果、筋膜の機能低下が起こり、役割が果たせなくなってしまう。
全身の形と姿勢を保つ役割の筋膜が機能しなくなれば、姿勢、バランスが悪くなって、無駄に色々な筋肉に力が入ってしまったりして、肩コリや腰痛の原因となります。
そして、筋膜には感覚センサー、痛みを認識するという需要な役割がありますが、それが誤作動して、更に強い痛みを感じます。
これまでの筋膜の役割や特徴を読んでいただいてから、肩コリの関連も解りやすかったのではと思います。
では次回に続きます。
ブログ担当:さな
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