2016年7月3日日曜日

イチロー選手の一番凄いと思うところ

こんにちは。
最近、もう一度じっくりと読みたいと思った本がありましたので、本日のトピックに。

新トレーニング革命  小山 裕史


今日(アメリカ時間)7/2、イチロー選手が、また記録を打ち立てたとニュースをみました。

“日米通算115三塁打となり、福本豊氏が持つ日本記録と並んだ”

先日も大きな話題となった日米通算 世界一 歴代最多安打を達成し、記憶に新しいですね。

イチロー選手、42歳。
天才というか、もう人間業では無いんじゃないかと、色々な面で感嘆するばかりです。
ストイックな精神面、練習、生活習慣、タレント性。。。。全てにおいて最高レベルなのは間違いない事実だと思いますが、何が凄いって殆ど故障せずにカラダをメンテナンスし続けていることです。
イチロー選手は50歳までは選手を続けたいと言っていましたが、故障しないで現在までも第一線で活躍し続けていることが、先ず奇跡的だと思います。
それで初心に返って的に、この有名な本を思い出しました。

●どれだけ故障していないか?

2000年11月にメジャーに移籍して以来、故障などで戦線離脱することがほとんどありません。
故障者リストに入ったのは2009年開幕時の1度のみ(それもレギュラーシーズン中ではなく、WBCの影響により)、毎年平均で約159試合に出場して出塁数を積み重ねています。
21世紀以降では、メジャーリーグの試合に最も多く出場した選手です。


●なぜ故障しないカラダを作り、キープ出来ているのか?

初動負荷トレーニング

初動負荷トレーニングとは、読んで字のごとく初動時(動作の始まるタイミング)に負荷をかけるトレーニングです。この本の著者であるスポーツトレーナーの小山裕史氏が発表したトレーニング理論で、長年イチロー選手が専用のマシーンを使用してトレーニングを続けています。

“動作の最初に負荷をかける”ことを上手く行うことが、筋肉と神経反射が本来持つ
<弛緩-伸張-短縮>という自然のリズムを呼び起こします。
実際のスポーツシーンでは、筋肉は弛緩(ゆるむ)⇒伸張(伸ばされる)⇒短縮(縮む)⇒弛緩(ゆるむ)⇒伸張(伸ばされる)⇒短縮(縮む)⇒・・・という風に、「弛緩-伸張-短縮」を繰り返すことでしなやかで柔軟性に富んだ動きが可能になります。

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小山氏のこの有名すぎる初動負荷トレーニングについては、賛否両論あります。
体のコンディションや体質によっても合う合わないがあるのは当然で、また他トレーニング理論と比較したり、組み合わせて使用することもあり、一概には良いとか悪いとか言えるものでは無いと思います。

実は私は操体法の公認インストラクターでもあり、レッスンで教えていたりもします。
基本的に操体法も全て初動負荷の動き、筋肉を緩める目的のために考案された動きで、専用マシーンの代わりに2人組になって行うことが多いです。
ですから、私は初動負荷には比較的肯定的な考えの立場ではありますし、もっともっと勉強したいと興味が強い分野です。
私が師事しているウエルネス操体法協会の池田会長は、アメリカでウエルネス学の権威でいらしたので、心と体、生活環境等を取り込んだグローバルな視野で、研究者の視点で操体法を探求しています。
特に筋膜に着目して操体法の論理を深めており、よく初動負荷には論理が希薄だという意見の方もいるようですが、そんなことは無いのに!と思うこともあります。

もし操体法に興味のある方がいらっしゃいましたら、ご来院の際にお声がけください!

ブログ担当:加藤



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